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2016年2月24日

歯を守るには、とにかく歯を丁寧に磨くことです。食後、食前、就寝前と気づいたら歯磨きをする習慣をつけることで、バイオフィルムを取り除くことができます。
この場合注意しなければならないことがあります。

日本人は歯磨剤が好きなようで、年間の使用量は7万トンで、世界でも有数の歯磨剤大国です。しかし、本当に歯を大事にしたいと思ったら、歯磨剤をあまり大量に使わないことです。

歯磨剤をいっぱいつけて使う人ほど、歯が悪いのです。
歯磨剤の中身は、大部分が糊(のり)でそれに炭酸カルシウムやリン酸カルシウム、塩、アパタイトなどの研磨剤の成分が混ぜてあります。これに、界面活性剤、保湿剤、結合剤、発泡剤、香料、色素などを加えて販売されています。

ペパーミントのさわやかさと発泡剤の泡で口の中が満たされると、もう充分にブラッシングした気分になって歯磨きの時間が短くなります。最低10分は磨かないと細菌の除去は難しいのに、短時間で歯磨きが終わってしまうので、当然磨き残しが出ます。本人にとって口の中はさわやかな気分なので、磨き残しに気づきません。これが問題なのです。

もちろん、歯磨剤はまったく効能がないわけではありません。
歯についた茶渋やタバコなどステインと呼ばれる着色しみを削り取るには、歯磨剤を使用するとよく取れます。しかし、あまり大量に使うと歯が削れてしまいますので、歯ブラシの先端にせいぜい枝豆一つ程度で充分で、それ以上は使う必要がありません。

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2016年2月17日

しゃべりながら食事をしている際に気道にごはん粒や唾液が入ると、激しい咳が出て外に押しだそうとします。これも誤嚥です。

寝たきりになると、この誤嚥が増えてきます。
それでなくても免疫機能が低下しているのに加え、歯磨きもしっかり行われていないために、口の中は悪質な細菌が大繁殖しています。

口の中にはカンジダ菌、肺炎レンサ球菌、などがいます。院内感染で問題になっている抗生物質に耐性があるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や、肺炎の原因菌といわれるプランハメラといった悪質で強力な細菌も口の中にいます。
誤嚥によって肺炎が発症し、亡くなるということも起こります。
寝たきりにならないことが一番ですが、不幸に寝たきりになった場合は、周囲は歯のケアを忘れないことが大切です。

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2016年2月10日

命と歯とどちらが大事なのだ、という場合には、当然歯のことは後回しにされます。
たとえば歯のケアをまったくしない状態でおくと、カンジダ菌は2週間程度で舌の上にびっしり繁殖し味蕾をダメにします。しかも、歯磨きができておらず、しかも病気で免疫力が低下しているため歯周病が進行します。

おそらく入れ歯の人は取り外されているでしょうから、大丈夫だと思っていると大間違いです。元気になって退院する頃には、入れ歯が乗っていた根の部分がすっかりやせてしまい、入れ歯が合わなくなっています。合わない入れ歯では、しっかり噛んで食事をすることもできないし、うまくしゃべることもできなくなります。

それだけではありません。
不幸にも寝たきりになった場合は、誤嚥を起こしてしまうこともあります。誤嚥というのは、気道に誤って唾液を飲み込んでしまい、それが肺にまで入ってしまうことで、高齢の寝たきりの人によく起こります。

誤嚥が起こる原因は、実は人間が言葉をしゃべるようになったためです。
言葉を獲得する過程で身体が大きく変化しています。多くのほ乳類は、必ず鼻で呼吸しています。

ところが人間はおしゃべりをするために、気道と口腔が開いた状態になり、間断なく息継ぎをするために口で呼吸をして、口からの空気も気道に入れます。このため、気道と鼻腔の間に穴が空いてしまい、その区切りの部分に軟口蓋が蓋(ふた)の役割をして、必要に応じて開けたり閉めたりして使うようになりました。これがうまくいかなくなり、気道に異物が入るのが誤嚥です。

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2016年2月 3日

現代の日本人の死因は、一位がん、二位心臓病、三位脳疾患です。これらの病気は例え死ななくても、入院したり、寝たきりになったりという事態になる可能性が高いです。
本人も大変ですが、家族など周囲にも多くの負担がかかります。

平成12年4月、厚生労働省は「健康日本21」という国民健康向上のための運動を開始しています。

「壮年期死亡の減少」「健康寿命の延伸」「生活の質の向上」という三大目標を掲げ、寝たきりにならずに元気に年を取ろうということを国が推進しようというわけです。歯の目標としては、成人期の歯周病の割合を40歳で現状の32パーセントから、22パーセントまで減少させるという具体的な目標を掲げています。

これを達成するには、寝たきりにならないことが最低限の条件です。
入院していると本来の病気の治療やリハビリテーションに時間をとられるので、歯にとっては厳しい状況が続きます。なかなか歯までは手が回らないのが現実です。

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