«  2015年3月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2015年3月25日

基本的には、定期的に歯科医院に行って歯周検査を受けることを薦めます。
歯周検査を受けると自分の歯の周りにある歯グキや歯槽骨の状態を教えてもらえるので、それを基に自分の健康管理を徹底することで歯周病の進行は止められます。


プラークコントロールという言葉をよく耳にすると思いますが、プラーク(最近は「バイオフィルム」という呼び方に変わってきています)は歯の表面に付着しているものと、歯グキの深い部分に付着しているものがあります。

通常の歯磨きで落とせるのはせいぜい歯の表面に付着したプラークなのです。歯グキの深い部分に付着したプラークあるいはバイオフィルムを破壊するというのは、なかなか難しいと思われます。

テレビCMのようにうまくはいきません。これを可能にするのはPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれる、専門の歯科衛生士などによる徹底した歯の清掃が必要になります。

特に40歳を越えると(ほとんど歯科医のお世話になっていない場合)必ずと言っていいほど歯グキの深い部分に溜まったプラークが歯石となって、こびりついています。

この歯石を取り除かないことには、歯周病は進行するばかりで歯槽骨はどんどん無くなっていきます。

http://www.genma-shika.com/

2015年3月18日

歯槽膿漏と歯周病は大きく解釈すると同義語です。

歯を支えている骨(歯が生えている骨)を歯槽骨(しそうこつ)といいます。
この歯槽骨が細菌によって冒され膿を漏出しながら溶けていく(吸収していく)様子から歯槽膿漏という呼称が定着しました。


一方、歯周病とは、歯ではなく歯の周りの組織が何らかの病的要因によって冒され破壊されていく状態です。
このように双方は大きな意味では同じことになります。でも、厳密に分類すると、初期の歯周病は歯槽骨から膿が漏出するという事態には至らないので、歯槽膿漏は重度の歯周病ということになります。


現在、日本人の9割が軽度、重度を問わず歯周病に罹っているといわれています。これは歯科における生活習慣病ともいえるでしょう。

歯周病の兆候としては、まず歯肉炎という症状が起こります。そしてその後、歯周病は痛みを伴わずに進行し、気がついたときには歯が抜け落ちる一歩手前ということも少なくないので、ある意味恐ろしい病気なのです。
読者の皆さんがもつ歯槽膿漏の概念は、ちょうどこの歯が抜け落ちる一歩手前というイメージがあるのではないでしょうか。このイメージがあるので、歯槽膿漏になると歯を抜かなくてはならないと考えている人も多いと思います。

http://www.genma-shika.com/

2015年3月10日

緩衝能(かんしょうのう)が高いのは刺激唾液だと言われています。
この刺激唾液を出すには、食後にキシリトール入りのガムや再石灰化を促すリカルデントなどのガムを噛んだりするのが効果的です。

また、ガムを噛むという行為自体は、下や顎の成長を促進するので、成長期のお子さんなどにはお勧めです。

最近の子供たちは噛むということをまあり必要としない食事が多いので、顎の成長が良くないと聞いたこともあると思いますが、顎だけではなく舌の発達が遅れているから、歯や顎の成長期に奥歯などが下側に傾斜してきたときに、それをサポートする力もありません。

これらのことも歯並びの乱れや噛み合わせ異常、顎の形成異常などにもつながっていると考えられます。その点、キシリトールのガムは砂糖が含まれていないので、安心して与えることができると思います。

この刺激唾液が分泌されにくい方や、唾液の緩衝能が低い方を調べてみると、内科的疾患を持っていたり、それによって薬を服用されていたりする方が多いので、そこから改善の糸口が見つかったりもします。

残念なことですが、現時点では全ての歯科医院で予防歯科について対応してくれるとは明言できません。

また予防という基準が患者さんによっても、歯科医によってもまちまちだということも問題になっています。まずは受診する歯科医院の予防処置という分野に、そのような処置内容が網羅されているのか、その処置によってどのような予防的効果があるのかなどを相談されるのが良いと思います。

http://www.genma-shika.com/

2015年3月 7日

日頃の歯磨き習慣において、歯磨き後のフッ素塗布は虫歯予防に高い効果を発揮します。
虫歯予防用のフッ素は歯科医院で比較的安価で入手できますので、歯科医院で使用方法を教わった上で、虫歯予防に役立てていくのも賢い方法です。

次に歯周病の予防に関してですが、歯周病の原因は歯垢や歯石の中に存在する細菌だということがわかっています。

この細菌も10歳前後で親や兄弟などから感染すると言われています。予防に関してはそれら多岐にわたる原因をどのようにして取り除くかというのが焦点になります。


しかし現実には「歯磨きをしっかりしていれば大丈夫」とか「年をとれば歯茎が弱ってくるのも当然」という考え方が国民や一部の歯科医にあるのも確かです。


しかし実際には、歯と歯の間に溜まった歯垢や歯石、歯茎の奥深くに存在するバイオフィルムなどは歯磨きだけでは完全に除去することは不可能なのです。

これらの病菌巣が時間をかけて歯槽骨を徐々に破壊していくため、年をとれば歯茎が弱ってくると諦めてしまっていることが多いのです。

歯周病の予防も虫歯と同様、早期発見・早期治療が重要で、細菌介入の時期が遅いほど歯周病の進行は防げます。もちろん唾液の状態や全身疾患の管理なども並行して進める必要もあります。

http://www.genma-shika.com/

2015年3月 1日

唾液には緩衝能(かんしょうのう)という働きがあります。
甘いものを食べた後の歯の表面を顕微鏡で覗いてみると、脱灰という軽い虫歯のような症状を呈しています。

しかしこの症状は、唾液の中のリンやカルシウムが再度取り込まれることで再石灰化を起こし、それらの脱灰は修復されているのです。

これが唾液のもつ緩衝能なのです。ただ、これらの修復機能には唾液の性質が大きく関与し、唾液の性質には個人差があり、それが強く働く人とそうでない人もいます。また、唾液中の細菌量なども影響します。

この様に、虫歯予防では唾液の緩衝能や細菌量などを検査し、それらのデータを予防に取り入れるようになってきています。保険診療の中でもメンテナンスという名目で(あくまでも再発予防ですが)予防歯科的な処置も一部認められるようになっていますので、一般的に再発予防に関しての処置はしやすくなってきました。

また、虫歯の発生は細菌感染と言われています。人が生まれた時は無菌状態ですから、
これらの虫歯菌がどこから感染するのかというのが問題になります。
この感染経路は、1歳前後で離乳食に変わる頃に母親から感染している可能性が高いのです。

これらの時期にどれだけの虫歯菌が感染しているかで、その後の虫歯発生率に大きく関与しているわけです。

http://www.genma-shika.com/

« 2015年2月 | メイン | 2015年4月 »

げんま歯科クリニック

げんま歯科クリニック

歯科に関する情報をブログで発信していきます。 ぜひご覧になってくださいね。

げんま歯科クリニック
http://www.genma-shika.com/